「才能」は努力しない人の逃げ道

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「才能あるんですかー…ね…？」

「音大出身です」に対するリアクション、No.1。

「才能あるんですねー！」

音大出身と言うとまず、こう言われます。
99%くらいの確率で言われます。

だから、こう答えるわけ。

「いやいや、才能なんてないですよ」

リアクション例は以下の通り。

「できる人は気づいてないんですよー！」
「私(僕)なんてピアノの先生に怒られてばっかりでしたよー！」
「昔やってたけど、才能がなくて全然弾けませんでしたよー！」

これね、相手は悪気ないことを知ってるし
全然良いんだけど、正直ね、正直なところね

「才能なんて関係ねーよ」

物理的にも、血が滲んだことありますか？

もちろん世界的なコンクールで1位をとるためには
多少の才能は必要だと思います。

でも音大程度なら(あえてこんな言い方をしますがw)
マジで誰でも行ける。

(心のささやき「行く気になればね」)

音大出身者が示唆されがちな
音楽の才能
なんてあってもなくてもどっちでも良いのです。

音大に行くには

「努力」

しかない。

指と爪の間が剥がれて
血流すほどピアノ弾いたことありますか？

ないよね？ないでしょ？

・ステージで何を弾いてるかわからなくなって止まっても
・発表会後、誰にも顔向けできないくらい惨めで
　冬空の下にドレスのまま飛び出し
　「失敗しちゃった…」と一人泣くのがルーティーンでも
・「まじピアノ弾きたくないわ」と毎日思っていても

ただ続けただけなんです。

好きなんて気持ちはとうの昔に忘れ
「誰がこんな難しい楽器を発明しやがったんだ」
とブチ切れながらも、ピアノを弾き続けただけなんです。

才能なんて関係ない。

でもね

才能じゃなく、必要なものがあると最近は思うようになりました。

それが「運」。

運だけは外せない

『実力も運のうち』マイケル・サンデルという本があります。

一言で言えば
「人って生まれながらに不平等だから、現代の能力主義って酷いよね。
　平等に資源にアクセスできなきゃ、格差はひっくり返っても埋められない。」
という話。

これは本当にその通りで

音大に行くにあたっても
必要なのは才能じゃない。

運。

宝くじが当たったとかの瞬間的運じゃなくて

人生に素晴らしい影響を与える「出会い」に恵まれるという運
それを活かせる性質・リソースを自分が持っているという運

これだけはないと無理です。

音大に行くためには

・音大進学という成果が出る指導をできる先生
　(しかも、その指導が自分に理解可能なこと)
・努力をするためのリソース
　(ピアノが弾ける家、レッスンに通えるお金、練習する時間…)
・自分は音大に行けると思い込める環境
　(音大に行く、と夢にも思わないまま音大に行く人はいない)

などは絶対に必要です。

これに加えて、仲間とかがいた方が良いという人もいるでしょう。
私はあんまりそういうのなくても一人でやれるタイプなんだけど。笑

天才とは努力する凡才のことである

才能なんていらない。

でも音大に限らず

1日で人生は激変しない。
継続的努力なしに人生は激変しない。

つまり

継続的努力をするために
必要なものを持っているという「運」

だけは持ち合わせていないといけない。

天才とは努力する凡才のことである。

めっちゃ良い言葉ですが
こんなふうにあのアルバート・アインシュタイン言っているんだから
間違いないよね。

今のところ継続的努力ができていないという人は
自分を責める必要はない。

実力も運のうちなので

「やべー、その運なかったわー！」

と気づけば良いだけです。

で

継続的努力をするために
必要な様々なものを持っている運

だけは頑張って

身につけるなり
引き寄せるなり
誰かに聞くなりして

手に入れること。

大変だろうが何だろうが
それだけは手に入れましょう。

誰かのためじゃない
誰かに褒められるためじゃない
あなた自身のためにね。

人生を最高にする覚悟はできていますか？

今日も美しく、強く、ご機嫌に！


Art Your Life！
Just go on this way！


ここまで読んでくださって、ありがとうございます！

　　　　
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