『「言葉」で人生を変える超実践メソッド いつもご機嫌でいられる人のモノの言い方大全』(大和出版) Amazon3冠!心理・投資・その他ビジネス リブロ大宮総合ランキング1位 三省堂書店有楽町店ビジネスランキング5位 お金に10倍愛される 知識・スキル・哲学を身につける 出版社ノーベル書店代表
麻生さいかです
「繊細さ」が現れる科学的根拠とは?
内向的な人、外向的な人。
一般的に、繊細な人は内向的です。
内向的と外向的という気質が存在することは、あなたも知っていると思いますが、それって一体何が違うんでしょう?
今回は、
/
繊細さに現れる科学的根拠
繊細だと内向的になる理由
繊細な人にオススメの言葉の魔法
\
をお話しします。
内向・外向の祖はユング先生
内向型、外向型の概念を作ったのは
心理学の3大巨匠の1人、カール・グスタフ・ユング(スイス)です。
(『心理学的類型』1921の中で言及。)
ユングはタイプ論の中で、心の態度の傾向から、人の気質を内向型・外向型の2つに分けました。
ーーーーー
外向型(extravert)
興味関心が、外の世界へと向かい、外界の刺激に影響を受けやすい態度のこと。
内向型(intravert)
興味関心が、自分の内なる世界へと向かい、自己に関心が集まりやすい態度のこと。
ーーーーー
(ちなみに、タイプ論は、内向・外向2つの態度に加え、思考(Thinking)↔ 感情(Feeling)、感覚(Sensing)↔ 直感(Intuition)の機能で分けるため、全8タイプになります。)
(私が性格分析に用いるエニアグラムは9タイプなので、これにもう一つ加わります。)
ユングのあげた心的態度は
外向型の人は、人と関わったり、社交の場で活力を得るのに対し
内向型の人は、社交によって消耗し、孤独の時間に充電する
という、現在も続く両者の心的傾向と一致していますね。
また、彼は内向型、外向型は、一種のスペクトラムで、、どちらかにはっきりと分類されるものではなく、その中間に位置する「両向型」の人もいるとしました。
繊細さは、脳で決まる
今まで、様々な研究が行われてきましたが、内向型と外向型の科学的な違いは全て、「脳」に依存しています。
中でも、発達心理学者ジェローム・ケーガン教授の実験結果は、繊細な人にとって最もしっくり来ると思うので、ご紹介!
繊細な人は、簡単にいうと何事に対しても「高反応」なのです。
何事においても「敏感」なのです。
=====敏感さに関する実験=====
ハーバード大学で生後4ヶ月の乳児500人に対し
「録音した声」
「色鮮やかなモビール」
「先端にアルコールを浸した綿棒」
などの未知の体験で刺激を与えた。
結果
20%「高反応」元気よく泣く。手足をばたつかせる
40%「低反応」静かで落ち着いたまま
40%「中間」
その後、被験者に対し2、4、11歳の時に追跡調査をし
「4ヶ月時点での反応からの、将来の性格分析の結果」
当時「高反応」だった子。(元気よく泣く。手足をばたつかせる。)
→ 思慮深く慎重な性格に成長(シャイ、臆病、慎重、「抑制的な気質」)
当時「低反応」だった子。(静かで落ち着いたまま)
→ おおらかで自信家の性格に成長(社交的、自発的、大胆不敵、「非抑制的な気質」)
という結論が出たのです。
ポイントは脳の「扁桃体」
上の実験からわかるように、内向型=人嫌いではなく、刺激に対して「敏感」なだけです。
また、敏感になる理由は、高反応の人の脳は生まれつき、扁桃体が活性化しやすいからです。
-----
扁桃体
大脳辺縁系の奥に位置する、感情脳とも呼ばれる部位。
ラットなど原始的な動物にもあり、食欲、性欲、恐怖などの根源的な本能を司る。
-----
扁桃体が活性化しやすいことは、乳児期には外界からの刺激に対して大きく反応する気質、成長すると、初対面の人間に対して用心深く接する、といった傾向に繋がります。
また、扁桃体の反応が高いということは、全てのものに「敏感」で、「注意を喚起する」ということです。
・心拍数の上昇
・瞳孔の拡大
・声帯の緊張
同時に、コルチゾール(ストレスホルモン)値も上昇します。
そして、自分が気づいたことについて、深く考えたり感じたり、あらゆる日常的な体験から、「微妙なニュアンス」を感じ取ることが得意になります。
(と同時に、ストレスを受けやすくなります。)
繊細さを、そのまま受け止めよう
敏感であること、繊細であることは偉いわけではありません。
鈍感=能天気 とか、快活=成功、と思いがちかもしれませんが?笑、そこに優劣は本当にないです。
足が速い、遅い、記憶力が良い、悪い、口が回る、回らないと同じようなもので、要は「使いよう」です。
私もかつては、いつもクヨクヨ考え込んでしまう自分の性格について悩んでいました。
大切なのは、自分の繊細という気質や、繊細という性格の根拠など事実を知った上で、単に「そうなんだ」と受け止めること。
良い悪いではなく、そのまま「受け止める」ことです。
受け入れなくても良い。
「あー、この色は緑って呼ぶんですね」
「このデザートはプリンって言えば良いんですね」くらいのテンション。
「あ、そう。だから?」という超フラットの姿勢で受け止めるんですよ。
・自分はどうして、他の人と同じように盛り上がれないのだろう?
・大胆な人に憧れるな
・いつも人に囲まれているムードメーカーになりたいな
人は誰しもないものねだりをするし、真面目で頑張り屋なのも繊細な人の特徴ですから、無理して振舞うことも今まであったかもしれません。
その敏感さ自体は「そのままで良い」んです。
むしろ、その敏感さを活かせる環境に身を置き、自分の特性に合う仕事をするのが良いです。
職種というより、仕事の仕方、生き方を工夫するだけかもしれません。
「繊細である」「敏感である」という大前提を、否定せずに受け入れて、そのマネジメントをうまくなることが大事。
ということで、ここまで読んでくれたあなたはこう言いましょう。
『今回の”魔法の言葉”』
/
「私は繊細です。繊細という、一つの素晴らしい性質を持っています!」
\
ポイントは
・他人と比較しないこと。(素晴らしいのは、全員です。当然、繊細なあなただけじゃないよ。ご機嫌とる気とかないんではっきり言います。笑)
・私は繊細、とただ受け止めること。
・良い悪いの評価を一切しないこと。
(上級者向けの裏ポイントは、「あなた=繊細」というのをアイデンティティにしないように気をつけること。つまり、繊細という気質、あなた自身を結び付け過ぎないこと。)
今日も美しく、強く、ご機嫌に!
Art Your Life!
Just go on this way!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます!
『「言葉」で人生を変える超実践メソッド
いつもご機嫌でいられる人のモノの言い方大全』(大和出版)
Amazon3冠!心理・投資・その他ビジネス
リブロ大宮総合ランキング1位
三省堂書店有楽町店ビジネスランキング5位
お金に10倍愛される、言葉・潜在意識・お金の知識と哲学
自分らしく生きるためのセミナー・講座情報はLINEにて問い合わせ
▶︎LINE登録でプレゼント有!
▶︎詳細プロフィールはこちら!