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| 著者/医療法人Web広報責任者/宅建士 麻生さいかです | |
「自信を持って話せる人がうらやましい」
「もっと自信を持って話したい」
たまにそんな声を聞きます。
自信を持って話している人って魅力的ですよね。
いいなあ
自分よりも何かを知っているんだろうな
何かすごいんだろうな
それに引き換え
自分なんてまだまだだな
と感じることもあるでしょう。
本当は、自信よりも誠実さの方が大切
そもそもは
自信を持って話すことと
その人が言っていることの正しさは関係ありません。
全然マニフェストを守れない政治家とか
一生離さないって言ってたのに別れを切り出す恋人とか…
めっちゃ自信あったくせに
その言葉を守らない人なんてごまんといるわけですね。
つまり、本当は
自信を持って話すことよりも
誠実に、相手にとって役に立とうとする
その言葉で表現することを守ろうとする姿勢
の方が大切なわけです。
というのは前提として
自信を持って話す人にやっぱり魅力を感じるし、自分もそうなりたいと思う人も多いことでしょう。
では、自信を持って話せる人の頭の中はどうなっているかというと
自信を持って話せる人は、勘違い甚だしい人
自信を持って話ができる人は
勘違い甚だしい人です。
だって、この世界において
・普遍的な真実
・絶対的な法則
・予測できる確実な未来
・全員に100%あてはまるルール
なんてあるわけがないじゃないですか?
万が一あったとしても、それを説明できるだけの根拠と事例を世界中からかき集めてる人なんていないわけですよ。
だから、自信を持って話せる人は
「わかってないのに、わかってる気がしている」
という烏滸がましく、勘違いの激しい人。
もしくは
「わかってないとわかってるけど、わかった感じで話すことが重要だと思っている人」
なのです。
正解は一人一人絶対に違う
目の前の人にとっては?
数年後に同じことを話すとしたら?
同じ育ち、出来事、性格を経験したこともないのだから、この感情と主観という情報空間における、自分以外の人の絶対的な真実なんてわかるはずないのです。
本を読んで
「歴史的にはこう言われている」
というものはあるかもしれない。
けれど
個々の事例を見たら
100%正解なんてあるはずがないのです。
同じ神社で祈っても
志望校に受かる人も落ちる人もいるわけじゃないですか。
私は
「人生は結果的に、その人にとっては最高である」
と信じていますけれど
それに気づく前に、アクシデンタリーに死んじゃうかもしれないですよね。そしたらその人は「この野郎!こんな世界なんて最悪だ!」と思うでしょう。そしてその人にとってはそれが世界の真実の姿なのでしょう。
こう考えると、自信を持って
「こうなんですよ!」
なんて話すこと自体、大いなる勘違いでしかあり得ないと思いませんか?
自信を持って話すための3つのポイント
とは言え、上記を踏まえても、自信を持って話せることが重要です。
なぜなら、自信を持って伝えた方が、誰かの心に響く可能性が高く、それによって相手の人生が良くなる可能性も高いですからね。
さて、あなたが自信を持って話せるようになるには3つのポイントがあります。
1、勉強して自信を裏打ち
世の中で「正しい」と言われているのはどんなことかを知りましょう。独りよがりよりも、皆が何と言っているかを調べてみる。そして、それについて自分で検証してみると、より自分の中の確信が深まり、自信を持って伝えられるようになるでしょう。
2、経験して自分の言葉で語る
自分の人生を通して気づいたこと、体験して学んだことから紡ぐ言葉には、説得力があります。そして、少なくとも「あなた」という人にとってはその言葉の内容は真実です。つまり、その言葉の信憑性は、0パーセントより高いとわかります。
「私が証明です!」ってやつですね。(知る人ぞ知る)
3、魔法の言葉「今の時点では」「私の見解では」
2つの接頭辞、「今の時点では」「私の見解では」を使いましょう。
スタンスをはっきりさせるのです。
普遍的に、全方位的に当てはまることは言えないかもしれない。
けれど、普遍的に、全方位的に当てはまることしか言っちゃいけないとしたら、誰も何も言えなくなります。
もしかしたら明日は違うことを思うかもしれない。もしかしたら別の人の立場では当てはまらない。考えれば考えるほど、言葉にすることは嘘をつくことと怖くなるかもしれません。
だからこそ、
「今の時点では」
「私の見解では」と条件を伝え、言葉の適応範囲を限定するのです。(ただし、自分が聞き手の方は、それを自分に置き換えて聞き考えた方が学びになるでしょう)
言葉は正解ではなく、きっかけ
本当に全員にとっての正解は言えないかもしれない。
けれど自分の言葉をきっかけに、何か気づく人もいるかもしれない。自分の言葉をきっかけに、行動できたり、何かをやってみようと思う人がいるかもしれない。
実際、人生を今より素敵にするために大切なのは、「正解を知る」ことではありません。正解を見つけようとする営みの中に学びがあり、喜びがあります。また、暫定的な正解にたどりついたとしても、そうでない選択肢を体験できなかったから本当にそれが正解かがわからないし、死ぬ瞬間まで正解認定なんてできないのです。
今の時点で100%満足な人生ではないとしたら、何かの刺激(誰かの言葉など)をヒントにして何かを考えたり、行動を起こしてみること。
誰かの言葉はきっかけに過ぎない、それでいいのです。
勘違い上等!でうっかりちゃっかり役に立とう!
だから、大いなる勘違いで、普遍的な法則だと思ってしまってもいいのです。
全員に当てはまらないかもしれないけれど、少なくとも自分には当てはまった考え方、他の人にとって役に立つ情報だと思ったら共有するのですよ。
勘違いでもいいい。
うっかりちゃっかり
誰かの人生が今より良くなったらそれでいいじゃないですか?
そのために、あなたはしっかりと言葉を伝える力を身につける必要があります。その一つの要素が「自信を持って話す」ことです。
自信を持って話せるようにするための学びに勤しみつつ、
結局は自分も誰もわかっちゃいないけど「それでいいのだ!」と思えるメンタルを育てていきましょう!
今日も美しく、強くご機嫌に!
Art Your Life!
Just go on this way!




