好きなことをやればいいなんて、甘い甘い甘ったるい甘っちょろい

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「好きなことをやればいい」なんて言うけど

「何が好き」と聞かれて
「えーこれかなあ？」

なんて挙げる「好き」は
まだまだ取り組みが甘い感じだから言える
「好き」でしかないんです

私はどこに行っても割と通用すると言われるスキルをいくつか持っています

例えば

・校正校閲関係
（最終稿ともらっても、1ページにつき3箇所くらいミスを見つけられますし、市販の本でもよくミスを見つけます）

・ライティング関係
（よく書ける。売上を上げるとかのLPもできるし、コンテンツもできるし、一生懸命やってる時のチャットコミュニケーションも得意。だって、大学時代学年一のモテ女に張り付いてメールのタイミング文面送り方を真似してモテるようになったからw）

・営業関係
（人は今でも得意か不明だけど、他の人より売るのは得意だと思う）

・声関係
（司会とか。ただ読むだけでなく、空気を読んで流れを考えたり、司会ポジションでも全体の流れや詳細づめをやるのが得意です)

・ピアノ関係
（まあ、できるよね、23年間も死ぬほどやってきたから）

・事務・マネジメント関係
（何でも気づくので、裏方も得意）…

結果的に会社勤めでもやっていたものが多いけれど

・独学で勝手にやっていて、会社に入った時に即戦力とされたもの
・会社で身につけようと思って努力して身につけたもの
・必然的にその業務をよくやらされて気づいたら他の人と比べて飛び抜けて得意になったもの
・同じ時間をかけたら他の人よりもできるようになったもの

などがあり
もっと言えば

「もともと人前に披露した時点で
　ある程度できていたもの(才能と呼ばれる)」

も割とあります

「才能だねえ」
と言われるものも多いけれど

大前提として

才能は
全く努力なしでは開花しない
と私は思っています

・小さい頃から努力してます
・小さい頃からコンプレックスだったので頑張りました
・小さい頃から気になって気になって結果他の人より数倍時間労力をかけてしまいました

というだけです

努力と意識していないかもしれないけれど

時間労力をかけているのなんて
当たり前じゃないですか？

そして

・才能があっても常に好きとは限らない
・現状得意でも才能があるとは限らない
・好きであっても才能があるとは限らないし、好きであっても成果が出るとは限らない

特に色々やってきたからわかるけれど

こと「好き」に関していえば

どれだけ好きだとしても

苦しくて苦しくて
「全然好きかわからない」
くらいの状態を経験していない人は一定の壁を越えていない

と思います

いいですか？

「好きなことをやればいい」

というのは

その好きなことしかできないくらい
明けても暮れてもそれしか考えられないくらい

気が狂ったような切迫感があって

時にできなさにリアルに吐きながら
時に体調を崩し
才能のなさに何度も絶望しても

その好きなことしかできないくらいの人にのみ
適応するセリフなんですよ

一生好きかはわからないけれど
一時期は上くらいの状態になったこともないうちに

「これが好き」
なんて甘っちょろいことを言って
「好きを基準に生きていきます」
なんて言わないで欲しい

いいかい？

あなたの可能性は無限大なのです

「好き」
なんて小さな
マジでどーでもいい基準にとらわれるのは
やめなさいよね

得意は一定の基準にはなるけれど
別にそれが絶対でもない

そもそも
そんな生態に染み付いた
適当な性質と反射に左右されて
どうするんですか？

あなたは自分の人生において

自分というお馬さんを上手に上手に
乗りこなしていかないといけない
騎手なのですよ

「ああ、足が遅いから自分は無理ですね」
じゃないんです

・めっちゃ短距離なら速いんじゃないですか？
・足は遅いけど、変な凸凹道で良いコースを見極める力に長けてて速いんじゃないですか？
・他の人の油断させて抜け駆けるタイプの速さじゃないんですか？
・スタートのピストルの音にビビってスタートが遅れてるだけのタイプじゃないですか？
・直線じゃなくて右回りコースなら速いんじゃないですか？
・砂の上なら速いんじゃないですか？
・足にパワースプリングをつけたら速いんじゃないですか？
・ゴールの位置を決めないで適当に走ったら速いんじゃないですか？

あなたの可能性を引き出せるのはあなただけなのに

生態の反応だけをそのまま受け取って

「あー無理だね」
「あー好きだね」

なんて浅い判断をしていいんですか？

私たちはね

生態的性質×意志(趣味嗜好)×経験×知識×環境(周りの人含む)

で人生が決まっているんです

こんなに可変的要素があるのに

「これが好きかなあ？」程度を基準に

「好きなことをやればいい」を鵜呑みにしてしまったら
自分の可能性をだいぶ潰してしまうかもしれないことが
わかりますか？

もっと真剣に
一生懸命に何でもやった方がいいですよ

別に仕事じゃなくてもいいけど
少なくとも一つは
「自分はこれをやってる」と思うものがある方が

輝いて見えるというか
輝く必要なんて別にないんだけど

その一つを通して
自分、人生、世界というものを知るんだと思うのです

自分の輪郭を知るには
多くの壁にぶち当たるしかありません

あれもこれもやってもいいけれど
それとは別に

一つ一つを本気でやった時に
初めて当たる壁というものがたくさんあります

その過程では

嫌だ辛い憂鬱だ
なんでこんな向いてないことやってるんだろう
とか後悔する瞬間があるものです

それでも、それを越えた時に

「ああ、自分も世界も可能性に溢れているな」

って思えるわけです

そうなって初めて本当に

「ああ、世界って素敵だな」
「生きるって素敵だな」

と思えるわけです

「なんかー好きなことやって
　好きな仲間と過ごして楽しいー
　生きるって楽しいー」

みたいなのは
ニュータイプの思考停止だと私は思います

自分の人生にもっと真剣になってあげましょう

あなたの人生を
あなた以上に気にかけてなんてくれる人なんて
この世界にいないんだから

今日も美しく、強く、ご機嫌に！


Art Your Life！
Just go on this way！


ここまで読んでくださって、ありがとうございます！

　　　　
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