入院3周年

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いつも考える。あの時入院していなかったら？って。

「どうして病気になるんですか？」
そう尋ねながら、ポロポロ泣いた。

溢れ続けて止まらない涙は
夏の日のアイスコーヒーから滴る雫のようで
この世で1番無駄だと心底思った。

「かわいそうな人になんてなりたくない」

長過ぎる夜に
私は全力で朝を願い
暗闇で盾を振り回した。

この世の人は甘い。
忘れているんだ、いつか死ぬことを。
いつか何もかもなくなること。
いつかこの世から忘れられること。

中学生の時
「ごめん、もう無理だよ。
お前なんて死ね！」って

教室で”絶望に引きずり込もうとする自分”を殺した。
生きるためには仕方なかった。

入院をした時、
最高に美しい絶望に照らされた。

何もかも嘘で
何もかも真実だと分かった瞬間、

新しい人格が生まれた。

私はその子に「ミギー」という愛称をつけて
全く新しい性格の私を
ごく自然に新鮮に可愛がった。

然るべき時に然るべきことが起こる。

生きるというのは
至極単調な
喜びと悲しみの繰り返し。

感情に意味なんてない。

直感は外れる。
出来事に理由はない。
未来は誰にも分からない。

それがひたすら面白いと
笑い転げて生きてゆきたい。

全ては壮大な余暇であり、
生きることに意味はない。

もしも生きることに意味があるとしたら
意味のある生き方をしたというだけだろう。

正解のない世界で
ほとんど道楽のために問題を生む。

人生の楽しみなんてせいぜいそのくらい
と

ベッドのヘリに寄っかかって
組んだ足を上に放り出しながら思うけど

この投稿を読んでいる人の9割は
きっと、そんな私よりも真剣に生きてない。

なんでって？

「死」を
広辞苑の中の概念だと思っているからだ。

真偽のない命題は
宇宙で一番面白い。

私は人が好きなのだと思う。

自分も含め
愚かで必死で享楽的で可愛い。

人は素晴らしい。
ただひたすらにそう思う。

人生の一番素晴らしい点は
ただ生きているということだ。

それだけで
いくらでも変われるのだから。

今日も美しく、強く、ご機嫌に！


Art Your Life！
Just go on this way！


ここまで読んでくださって、ありがとうございます！

　　　　
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