『「言葉」で人生を変える超実践メソッド いつもご機嫌でいられる人のモノの言い方大全』(大和出版) Amazon3冠!心理・投資・その他ビジネス リブロ大宮総合ランキング1位 三省堂書店有楽町店ビジネスランキング5位 お金に10倍愛される 知識・スキル・哲学を身につける 出版社ノーベル書店代表
麻生さいかです
「文章を書くのが面倒なんです…」
「どんなことを書けば良いか、悩んじゃうんです」
「投稿しようとしても、浮かばなくて…」
「文章を書くのって難しいです」
これらは、私がかつてライティング指導をしていた時に言われたことです。
私自身、言葉を使う仕事をシンガーソングライター時代からずっとしているけれど、いまだに「面倒だな…」と思うことはあります。
「こんな書いても意味がないんじゃないか?」
「別に、誰も読んでないんじゃないか?」
「というか、つまんないんじゃないか?」
そんな思いが襲って来て、手が止まることもあります。
むしろ、そもそも書き出せないこともあります。
「普段のメルマガや、ブログ、SNSなどが圧倒的に面倒」
は皆が通る道だと思います。
(LP、セールスライティングは書けるのに!なんてこともありますね)
「書くのが面倒」と思ったことが一度もない人は、おそらく情報発信している人の中にはいないです。
だから、安心してください。
「書く仕事を息を吸うようにしている私でさえまだ面倒なのですから!」
ですから、私は「面倒だと思わなくなる」ことはない前提で、考えています。
重要なのは、面倒でも「書こうとしたら、書ける」状態をいかに作るか です。
1文章たった1メッセージで良い
文章を書くとなると、あれやこれや考えてしまう人も多いと思います。
が、鉄板は「1文章1メッセージ」です。
むしろ、書きたいことがいくらあっても、「一つに絞ってください」と言います。
届けたい何かは、1つの文章でたった一つで良いのです。
「1つだけ」
その文章でどうしても伝えたいことを決めれば、あとはそれに付属する内容を探せば良いだけです。
…ん?わかってる?そんなの聞いたことあるって?
なら、ちょっと一つ確認させてください。
「本当に書かないとダメですか?」
書かなくても良い、書かなくても良い
「面倒だな」「たった一つのメッセージさえ面倒だな」と思うなら、一度自分に問いかけてください。
「本当に、書く必要はあるのか?」
言い換えれば、「面倒なのに、なぜ”書く”ことにこだわっているのか?」です。
ライティングを仕事として「こんな人に向かって、こんなことを書いてください」と言われているはずです。
確かに書くのは面倒ですが、それは「仕事だから、頑張ろう」としか言えません。
でも、「書くのが面倒」という人は、たいがいの「書くのが、絶対の義務ではない」人です。
理由は、簡単。
義務ならば、「面倒だけど、仕事ってものは面倒だからやるか」となって今この瞬間も、書いているはずだからです。
面倒だから、手が止まる理由は、大きく言えば一つ。
「目的を、自分でもわかっていないから」 です。
発信をする目的は、3パターンしかない
書くにしろ、歌うにしろ、叫ぶにしろ、泣くにしろ、人は様々な形で発信をします。
そして、発信を含め、人の行動の目的は、ほぼこの3パターンしかありません。
1、自己満足
2、思想変容
3、行動変容
です。
1、自己満足
「なんでそんなことをやるの?」と聞くと、「自己満足だから」という人がいます。
自己満足のためにやる人は、基本的に、面倒だとは悩みません。面倒なら、止めれば良いからです。
誰に向けてでもなく、伝えたいことがあるわけでもなく発信する。あるいは、発信するコンテンツを作る。
それは、明確なる目的「自己満足」のためです。
私は、中学、高校で10曲以上の作詞作曲をしました。
1曲ずつかなり時間をかけて、何週間も、歯磨きをしていても、帰りの会の途中でも、体育で柔軟体操をしている時も、テストが解き終わったらテスト中でも(真面目にやれ!)、いつもいつだって、メロディーを作るか作詞をしていました。
「このメロディーににハマる言葉がどうしてもない」と、ずっと(心の中で)うんうん唸り、辞書を見て、類語を検索していました。
誰にも頼まれず、誰も私が作曲してることを知らず、将来シンガーソングライターになるなんて夢にも思わず、誰にも聞かせるつもりも1ミリもない頃に。
自己満足とは、そういうものです。
2、思想変容
広義では、「3、行動変容」も思想変容に含まれます。
なぜなら、思想が変わることなく、行動が変わることはありえないからです。
思想変容目的とは、「誰かに、新しい考え方を持ってもらう」ために行動をするという意味です。
「あの人に尊敬されたい(から、仕事を頑張る)」
→「自分=すごい」と、あの人の思想を変容させたい
「両想いになりたい(から、ハートの絵文字を送る)」
→「自分=愛しき人」と、あの人の思想を変容させたい)
「濃い見込み客が欲しい」
→「何があっても、あなたについていきます!」と、あの人たちの思想を変容させたい
このような、「誰かの思想を変えさせる」ことが目的 の行動です。
3、行動変容
3つ目は、「誰かに、行動を起こさせる」ことが目的 の行動です。
セールスレター、LPが書きやすいのは「買わせる」なり、「登録させる」なり、目的がハッキリしているからです。
これは、「高額のコンテンツを購入して欲しい」「尊敬した上で、褒めて欲しい」「ファンとして、ライブに毎回来て欲しい」「昇給させて欲しい」「3割引にして欲しい」など、とにかく「相手に、相手が(元々は)やろうと思っていなかった行為をさせる」ことが目的 です。
「2、思想変容」「3、行動変容」は価値観の転換という言い方もできるでしょう。
「発信しよう」と思う目的は、この3つのいずかのはずです。
そして、「面倒だなー」と悩んでいる時点で、おそらく「2、思想変容」「3、行動変容」のどちらかでしょう。
なので、まずは「2、思想変容」「3、行動変容」のどちらなのかを明確にし、さらに
「〇〇(誰)に△△△(どうなって)欲しいから」という目的を自分の中でしっかりと言語化 しましょう。
これが明確なら明確なほど、「面倒だけど、悩まず書ける」 ようになります。
書けない5つの理由
それでは、目的がある程度、わかって来たのに、「面倒で書けない」理由を5つお伝えします。
1、書くことが本当に重要なのかわかってない
2、書く以外の方法が得意
3、本当は、違うことをしないといけないと思っている
4、インプットが足りない
5、とにかく「言いたいことがない」
それでは、一つ一つ見ていきましょう。
1、書くことが本当に重要なのかわかってない
私は、悩んでいる人を見ると、結構な確率で、「なら、やめれば?」と言います。
「発信しないといけないと言われたから」というのは、本当に書くことが重要だとわかったということとではありません。
「書かない」という選択肢があるのです。
そして、自分で無意識に心の中で問いかけているのです。
「……本当に書かなきゃダメ?」
私は、自分のクライアントさんには、何かしらの形で「発信」「アウトプットする作業」をしてはもらいます。(下に書きますが、書かないこともあります)
例えば、SNSなど一切書かなくても、お金をかけてライターを頼み、広告を作って運用して貰えば、書かなくて良いです。
それをしないで、というより何もしないで、普通の人が(失礼、皆、本当はそれぞれにスペシャルだけどね)、「思想変容」「行動変容」をしてもらおうと思ったって無理です。
もしかしたら「書く」ではないかもしれませんが、自分から動くこと、「聞いて」「見て」「こっち向いて」と呼びかける行為は何かしら必要なのです。
書くのか、他のスタイルかは別として、原則的に、この情報社会で「何も言わない」ということは、「いない」ということ です。
ただそばにいるだけで喜んでくれる、ただ笑っていれば喜んでくれるのは、家族と付き合い始めたばかりの恋人だけです。
2、書く以外の方法が得意
「書けないけど、話せる」という人はいます。
(ほとんどの人は自称です、話せたら(何かは)書ける。あ、「時間があれば書ける」「書きたいけど、身体的、精神的、物理的、時間的問題が書けない」人はいます)
そして、「書くのは上手ではないけれど、話すのは上手」な人はいます。
また、「書いたり、言葉にするのは苦手だけれど、その思いを込めた作品を作るのは得意」な人もいます。
(昔の私です)
そして、「書くより〇〇で伝える方が得意」と思っていると、どうしてもなかなか書けません。
その場合は、それで良いのです。「伝えられる形」「得意な形」で発信 しましょう。
(なので、ノーベル書店では「コンテンツ作りの出版社」であり、「書かない出版」なんてものもやっています。宣伝です。)
3、本当は、違うことをしないといけないと思っている
「書かないといけない」と思いながらも、本当は違うことをしないといけないと思っている場合 です。
例えば、ビジネスの場合、ビジネスモデルの構築、キャラクター設定、商品設計は、完璧に決める必要はないですが、ある程度「こんな感じ」と決めてからでないと「書いても無駄」になることがあります。
なので、「書かなきゃ」と言いながら、他のことについて悩んでいる人もよくいます。
(ですから、ノーベル書店では、コンテンツ作りだけでなく、ビジネス構築や、マーケティング、キャラクター設定などからご一緒に考えることもあります。宣伝です。というより、これをやらずにコンテンツを作れるわけがない)
または、「書く」代わりに、「こんなのでも良いかな?」と実は心の中で思っている人もいますね。
まとめると、何かしらの理由、ひっかかりがあり「有無を言わずに書かないといけない」状態でない人、と言えます。
4、インプットが足りない
発信をする人は基本的に、とても「勉強熱心」です。
言葉だけでなく、世界の色々な物事についての「感度が高い」です。
(反応性が高いわけではないので、敏感に感じ取るものの「ふーん」と捉えた上で、自分の肥やしにします)
「書けない」「書くのが面倒」な人は、「目的が決まっていない」か「書く内容に少し迷いがある」人です。(「時間がないから面倒」とかは、当たり前だから言うのやめてくださいね)
そして、新しい情報に触れ(勉強熱心ともいう)、新しい経験を重ねていれば(経験も一つのインプットです)、きっと「何か言いたくなります」
インプットが足りない原因は、「好奇心が足りない」からです。
好奇心が足りないのは、感度が高くないからです。
(忙しくてインプットできない時期もあるかもしれませんが、どんなに忙しくてもインプットしてる人もいます…頑張りましょう!)
つまり、感度が低ければ、好奇心がなく、インプットもあまりなく、そもそも興味がないので何も言いたくないかもしれませんが、その場合はまず、感度を上げる訓練をしましょう。
(必要に応じて、やります。人生に絶対に必要なものではないし、ビジネスにおいて、「絶対に必要なものでもないので。)
新しい情報に触れましょう、新しいことをしましょう、それについて自分の感じたことを、学んだことを、誰かに伝えたいことを書きましょう。
5、とにかく「言いたいことがない」
これも結局、「4、インプットが足りない」と似ていますが、普通に毎日ルーティーンの中で、刺激なく過ごしていたら言いたいことなんてないんです。
そんな何気ない日常の中で言いたいことが溢れるのは、メンヘラ(日常から悲劇や不穏の種を見つけるのが得意)、つまり情緒不安定な人だけです。
言いたいことがないのは、刺激が足りないからです。
自分で自分に刺激を与えるのは意外と難しいので、人と話すのも良いです。
私の場合は、初対面の人から刺激を受けることもかなり多いです。
必ずしも偉い先生とかではなくても、自分にとって刺激となる何か、考えるきっかけになることを言ってくれる人は大勢います。(相手の方は、たいがい無意識ですが。)
人というのは常に想定外の生物なので、良い刺激をくれることが多いのですよ。
帰り道、いつもと違うルートを通るだけでも、何か刺激があることもあります。
とにかく言いたいことがなければ、とにかく何か自分にとって不自然なことをやりましょう。
いつもと違うツボが刺激されて、言いたいことがでて来る可能性があります。
でも、目的が明確なら「書ける!」
ここまで面倒になって書けない理由について話しましたが、どんな理由があろうとも、「目的が明確でなければ書けません」
逆に、目的が明確なら、書きたいメッセージが決まるので、あとはそれに肉付けするだけです。
ん…?書きたいメッセージはあるんだけど、その肉付けが難しい??
だと思ったよ!
ですから、最後に、目的はあるけれど書けない時の肉付けのコツを書きました。
息を吸うように書くための3つのコツ
一つ絶対にやってはいけないことは、「うーん」と頭を悩ませながら、座っていることです。
書きたいことがない時、おそらく答えは、あなたの頭の中にはありません。
登山をしながら、「なんで、クラゲいないだよー!」と思うようなものです。
息を吸うように書くための、3つの方法を伝えます。
1、質問を募集する
2、普段からアンテナを張る
3、何かに気付いたら事実だけでなく、「発見」「学び」「感情」をすぐにメモる
一つずつ見ましょう。
1、質問を募集する
私は、結構よくやります。
聞かれると立て板に水のように言葉が止まらない私ですが、自発で何かを言おうとすると全然何も頭に浮かばないということがよくあります。(または、浮かぶ内容が言えないようなことばかりとか。)
「何か聞きたいことあります?」と聞いたり、聞かれたことがあったらそれをストックししたりして、「誰かの疑問を解決する」つもりで書くととてもスムーズに書けることがあります。
これは、「たった一人のペルソナを設定せよ」という教えとも通じますが、明確な対象者がいると、発信はものすごくやりやすくなります。
「聞きたいことありますか?」と聞く。
「聞きたいことありますか?」と聞いたら、「あなたから聞きたいことなんてありません」と言われることのない自分になることが重要です。
2、普段からアンテナを張る
「よし!今から書くぞ!」とアンテナを張るのは遅いです。
普段から、あれやこれやに気をとられたり、疑問を持ったり、新たな発見をしたり、といったことに敏感になりましょう。
チャンスは誰でも平等に訪れる。大事なのは、掴めるかどうかだ。
というような名言がありますが、発見のきっかけも、発信のきっかけも、情報もあなたの周りにはいくらでもあるのです。
要は、気付くかどうかなのです。
普段から、「何か書くネタないかな?」と考えましょう。
脳は自動追撃ミサイルのように、疑問に思っていること、空白になっている部分を埋めようとしてくれます。
逆に、脳に質問を投げかけなければ、発見はあまりないので、常に「書くネタないかな?」と頭の片隅で考えておきましょう。
3、何かに気付いたら事実だけでなく、「発見」「学び」「感情」をすぐにメモる
普段から、アンテナをめぐらせてる。メモってる。
でも、いざ書こうとすると「面倒だな…」「どうしようかな…」と思うのは、メモの仕方に原因があります。
事実だけを書くのではなく、自分なりの考え、体験、「発見」「学び」「感情」までメモりましょう。
「こんな人に向けて、こんなこと書こうかな」というイメージまでできたならば、とりあえずそれら全てをスマホでメモっておきましょう。
私の好きな本に、「パソコンは削除キーを押す機会が多すぎる。アイディアを出しながら、同時に編集してしまうのだ。」という話があったのですが、メモは編集しないでください。
何でも書いておいて、(誤字脱字や補足などの編集は良いけれど)、基本的には書く時まで余計な要素がいくらあっても良いと思っておきましょう。
私も、メモ魔なので、iPhoneのメモ帳の容量がテキストばかりなのに、とんでもないことになっています。
超面倒くさがりで整理もほぼしないので、検索機能に依存して生きています。ありがとう、Apple。
ということで、メモりましょう。
誰にも見せない想定で、思いの丈を全て書いておいて、あとで素晴らしく美しく、編集しましょう 。
面倒だけど、書ければ良いじゃないか
ここまで、読んできて、気付いた人もいると思いますが、というより冒頭からずっと書いていますが、「書くのを面倒だと思わない」なんて、はっきり言って無理なんです。
目的意識を持ち、この書く行為が将来の自分のためになるとわかっていても、スマホでネットサーフィンしちゃうのが人なんですよ。
ですから、「面倒でも書く」ためにはどうしたら良いかについてお話しました。
だって、「面倒だからいいやー」って書かなかったあなたの言葉が、アイディアが、この世界で思い悩んでいるどこかの誰かに夢を持たせたり、明日を生きる原動力になるかもしれないんですよ。
私は、いつだってそう思っています。
だって、私も周りの人の言葉に本当に支えられて(賞賛とかじゃなくても。「1週間誰とも話してなかったんで、人と話すってこんな感じなんだって今思い出しました」ってインタビューを見て、学校で友達いなくても本当に一言も話さない日々が続いていた時に、救われたこともありましたから)生きてきましたから。
言葉を紡いでくださいね。
あなたの存在を証明するために、そして誰かが自分の存在を肯定できるきっかけを作るために。
今日も美しく、強く、ご機嫌に!
Art Your Life!
Just go on this way!
ここまで読んでくださって、ありがとうございます!
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