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出版社ノーベル書店代表
麻生さいかです



「書くのって難しい…」のは習ったことがないから!

「書くのって苦手!話すならまだ良いんだけど…」
「良い文章を書こうとするとどうして良いかわからなくなる!」

そんな悩みがあなたにもありませんか?

言葉で伝えたい思いがあっても
話すならそんなに大変なことじゃないのに

「書く」

となると途端に手が止まってしまうことは
決して少なくありません。

その理由の一つは、

「書く方法を習ったことが、一度もないから」

です。

文章の組み立て方、書き方を
「体系的に」
「基本を押さえて」
「自分で考えてできるように」

教わったことが、あなたも含めて
多くの人は実は、ないのです。

話せるけれど、言葉にならない理由には3つ。

1、「言葉だけ」で表現しないといけないから
2、相手の反応が見えないから
3、文章の組み立て方、書き方を教わっていないから(本記事)

今回は3つ目、


小学生でもできちゃう!
文章の組み立て3ステップ

【話せるのに書けない3つの理由③】
文章の基本の書き方を知ろう!

についてお話しします。

小学生の国語=道徳?

習ったことがないと聞いて
「いやいや、小学生の時から国語の授業を受けていたよ!」
「作文だって何度も書いたよ!」
と、もしかしたらあなたも思ったかもしれませんね。

おっしゃる通り、私たちは
小学生の頃から、散々「国語」の授業を受けてきました。

でも、その内容って実際は
「道徳」じゃなかったですか?

そして

「主人公の、友達を思う気持ちがすてきだと思いました」
「この話のように、人と助け合って生きていくことが大事だと感じました」

こんな感想文を書いたことはありませんか?

日本の国語の授業は、実は日本語を使って
「道徳」を学ぶ時間であって

「文章力」「言葉力」よりも
道徳的観念が問われ
道徳的良い文章を出した人が評価されるシステムです。

「文法」も中学生以降は一応習いますが
「書く」こと前提の「文章構成力」の訓練は
ほとんどありません。

そう考えると、実は
「ほとんどの人は、文章を書くことを学んだことがない」
というのがわかると思います。

「書く」のは簡単!3ステップ

「書く」には様々な型があります。

と言われても
「文章の型って何?」
「起承転結?」
「手紙の、前略みたいなもの?」
などと思うかもしれません。

たとえば、運転をする時は
アクセル、ハンドル、時にブレーキを
右折、左折の時にどのように使うかを
最初に習ったと思います。

初めての逆上がりでは
どのような姿勢でかまえて
足をどの方向に蹴り上げて
その時に腕をどう使うか
習ったと思います。

文章にも
この時は、こうする
この場合は、こうする
という「型」があるのです。

情報発信をする方にとって
「まずはこれだけ覚えれば良い」
という基本の型は

PREP法

(P=結論
R=理由
E=事例、具体例
P=再度結論)

です。

でも、この型をそのまま覚えるよりも
「この考え方で書く」
というのを覚えた方がきっと

さまざまな文章に応用できると思うので
今日は「書く」の簡単3ステップをご紹介します。

1:主題を決める
2:情報を分解
3:情報の並び替え

実は、基本はたったこれだけなのです!

ステップ1:主題を決める

最初に、「主題」を決めましょう。

このブログでは何度も言っていますが
一番の大事な軸となるのは、いつだって
読者に「この記事で、一番伝えたい内容」です。

「これだけは知って欲しい」
「この方法を知って欲しい」
「この考え方、気づきを取り入れて欲しい」

という一文を作ります。

それが「主題」です。

ステップ2:情報を分解

次に、主題を補足する
情報を分解しましょう。

きっと、あなたがその主題を今日伝えたいと思ったのには
理由があると思います。

・あなたが今回それを伝えたくなったきっかけは?
・どんな情報を、その主題につながると感じたのか?
・あなた自身の心境の変化に影響したのは何?
・先日読んだ本に書いてあって感動したから共有したい?
・最近悩みが晴れたから、他の人に伝えたい?

これらも全て、情報です。
知識、ノウハウ、考え方、あなたの心情、感情も、テレパシーで注入ではなく、「言葉で伝える」となった時に、「情報」に変わるのです。

あなたがその主題に行き着くまでに辿った「思考」
用いた「情報」「学び」「気付き」
そんな誰かに言いたくなるほどびっくりなことが起こった「理由」
などの情報も洗い出してください。

この作業の途中で
「あれ?なんでこうなっているんだろう?」
「こう予測してたけど、本当はどうなんだろう?」
と思ったら

インターネットでも本でも使って、情報を増やしてOKです!

大事なのは、主題に関連する
どんな情報があなたの中にあるのかを
どんな情報が必要なのかを
見えるようにすること。

情報は、取捨選択せずに、箇条書きですべてメモしておきましょう。

ステップ3:情報の並び替え

最後に、ステップ2で出した情報を
並び替えます。

この際の並び替え方にも
いくつか方法やコツがあるので
また今度書きますが

ポイントは

「話が通じるように方向性を作ること」

です。

 

・小さい話から大きい話へ
・具体例から思いの話へ
・最近の話から過去の話、そして皆の話へ

など、一定の話の方向性を作ります。

あっちへ行って、こっちへ行って
「え?私、何の話しているんだろ?」
とならないように

ステップ2の情報を、まとめたり、入れ替えたりして
流れのある文章にします。
(最初と最後には「主題」を入れるのを忘れずに!)

ここでは、論理力、ストーリー構成力が少し必要になりますが

「いくつかの情報を、『矢印→』で表せる」
 ようにすることをまずは目指すと良いですよ!

楽しんで、文章を書いていこう!

まず、「今日は何か書こうかな」と思ったら

3つのステップ

1:主題を決める
2:情報を分解
3:情報の並び替え

を最初にやるくせをつけてみてください。

 

時間にしたら、5分もかからないでできるかと思いますが

これをやるだけで

・書くスピードが倍速になったり
・途中で「何か違う」がなくなったり
・流れに乗って最後までスイスイ書ける

を実感できるようになると思います!

 

ぜひ短い発信でも
これらのことを少しだけ意識してみてくださいね!

「書くのって別に大変じゃないかも!」
と感じて、書けるようになると
書くのがどんどん楽しく、文章はどんどん素敵になりますよ!

以上、


小学生でもできちゃう!
文章の組み立て3ステップ

【話せるのに書けない3つの理由③】
文章の基本の書き方を知ろう!

でした。



今日も美しく、強く、ご機嫌に!


Art Your Life!
Just go on this way!


ここまで読んでくださって、ありがとうございます!

    
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