加水分解って…最高傑作だと思っていたオリジナル曲の裏メッセージが意味不明過ぎて、10年越しにショックを受けた話(サニーガーデン)

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いつだって、世界は可能性に満ちている。

いつだって、この世は不思議なもんだね。

未知とミラクルに溢れているとしても

自分

ほどわけわからない生物はいないなと
ショックを受けた出来事について、今日は話そう。

つらさは芸術に昇華され

年末の大掃除。
ついでに、パソコンの整理をしようと思って
ふと過去のオリジナル曲のファイルをさわっていた。

そうなんです。
私は26歳の時くらいから2年ほど
シンガーソングライターをやっていたんです。

作詞作曲自体は、5歳くらいで初めて作った。

そして、中学の途中で、学校でうまくやれなくて
とってもつらくて

「ああああつらいよ、つらいよお」

というのを全部、曲にしました。

誰に教えられるでもなく
つらかった出来事から学んだことを歌詞に込めて曲にすることで
昇華できることを知っていた。

何があっても、「それもまあ良かった」とするために。

まだまだ、その出来事から学んで成長するとかそんな元気はないし
逆境に屈し過ぎてモチベーションなんてピクリとも動かなかった。

当時の私にとっては

「つらい出来事は全て
　芸術に昇華する」

しかなかった。

オオカミから人間にしてくれて、ありがとう

まあ、そんな昔話は置いておいて

大人になってからは
失恋すると、曲を作るようになりました。

私が今でもとても気に入っている曲の１つも

「オオカミから人間にしてくれて、ありがとう…」
（オオカミ少年とか、オオカミ男とか、肉食とかの話ではなく
　人の愛情というものをこれでもかと疑っていた自分、
　オオカミに育てられた少女ばりに牙を剥いていた頃に
　お世話になった方への感謝）

という気持ちで、思い出を歌詞にいっぱいに詰め込んで書きました。
（と言いつつ、その人以外のエピソードも入ってますがw）

この曲が、今日の主役である。

歌詞の裏カードに秘密を仕込む

当時は、本当に全然お金もなくって、やりたいことができなくって

まともなレコーディングもできない中で
なんとかちゃんとCD音源にした１曲が

この「サニーガーデン」という曲。

めちゃくちゃ良い曲なので（自分で言うなw）
エピソードはまた別で語りたいですが

このCDを出すにあたって
ファンの人に楽しんでもらいたくて
裏カードみたいなのを実は仕込んだんです。
歌詞カードを裏返すと、「なんか書いてある！」みたいなやつね。

かかかか…加水分解って…

で、それから10年ほど経って
何を書いたかなんて
と〜っくに忘れてしまったわけです。

で、整理してたら出てきたんだよね、裏メッセージ。

その画像が「これ」。

えと、、、
加水分解……？

何の話をしてるんだい、ちみは。

僕は、君のことをもっと
まともな人間だと思っていたよ。

こんなテンション高めに

「加水分解〜！」

とか書かれても
意味わかんないって。

と思ったら、横に謎の詩が書いてあるじゃないか。

さんさんと
にこにこと
ー
がくがくと
ー
でんぷ
ん

ああ、、、縦読みするとサニーガーデン…
そして、でんぷんだから、きっと

加水分解〜！！！

って思ったんだね。

って、そうだとしても
本当に、意味が全くわからなくてショックでした。

なんで急に、加水分解の話なんてしちゃったんだろう。

教えて、おじいさん、私はハイジじゃないけど
ちょっと意味わかんなくて動揺してるから、乱入させて。

自由な自分は、素晴らしいのか？

良いかね、周りの人に
理解してもらうことは重要だ。

でもね、周りの人に理解されないから
何が悪いんだね？

ちゃんと、まともに、皆に意味ある、有益な
素晴らしいことしかしてはいけないなんて

そんな法はどこにもないんだ。

私たちはいつだって、自由なの。
ただ、どこかで「自由な自分はダメだ」と思っているから
そうしないだけで。

ん？

「自由な自分はダメじゃないよね！」

なんて言って欲しかった？

申し訳ないけど、そんな甘いこと言いませんよ。

だってね
あなたが自由であることに価値を見出すのは
あなただけ。

他の人はあなたが自由であってもなくても
関係ないし、興味ない。

あなたの自由や、わがままに価値を見出してもらおうなんて
そんな押し付けがましいことを考えてはいけないよ。

ダメの代償

ただね、言いたいのは

「自由な自分はダメだとして
　それで何がダメなの？」

ということ。

ダメだからダメなんじゃないんだよ。
ダメでも、他に、普通に良いところがあれば良い。

良いところがないって？
それは、努力が足りないね。

ダメな部分まで含めて愛されようと考えるのは良いけれど
ダメな部分を愛されようなんて思ってはいけないよ。

もちろん

「かわいいね」と愛してくれる人もいるかもしれない。

でももし、あなたが他人のダメなところを見て
「かわいい〜」で許せるとしたら、
きっとその人をすでに「好き」なんだよ、わかる？

だから、もしもだよ、もしもあなたが
人と良好な関係性を築きながら、自由を貫きたいなら

好きになってもらう
努力を惜しまずないこと。

あるいは
有益な存在になる
努力を惜しまないこと。

芸術は爆発であって、暴発じゃない

加水分解と叫んでいたって良い。
自由でいい、やりたいことをやれば良い。

でもね、たとえば

ただ感性だけでなんとなく作った音楽なんて
「ガラクタ」ですよ。

音楽ってのは難しいの。
勉強もしないでできるような甘いもんじゃない。
（AIを使えば、できるけどね。代わりに勉強してくれてるからね。）

だから、まあ
音大に入るまで、音楽を好きかどうかわからないほどに
つめっつめに音楽を頑張ってきたので
なかなか良い曲だと思うんだけど

だとしても、私の曲は、私の自己満だ。
だって、この曲を作るのに、
世の中にとって有益であるようになどと戦略を練ったわけじゃないから。

もちろん、加水分解も自己満だ。

影響しようとか、どうでも良いことを思わないで、一生懸命生きようね

プロですが、音楽は趣味。
楽しければ、それで良い。

まあ、当時は楽しくなくなって
シンガーソングライターをやめてしまったけどね。

でも、その時に作った音楽というコンテンツは
私を今でも、助けてくれる。

もしかして、誰かのことも
助けてあげられたらいいな。

影響力なんて
面倒くさいから、なくて良い。

誰かの人生に影響を与えたいんなんて
何様なんだか。
できるとしても、あなたは触媒にしかなれない。
その人の人生に介入して変容させることなんてできないんだ。

でも
それでも

言葉にすることには、意味がある。

だって、これを読んでくれた誰かが

別に自由に生きても良いんだって
ちょっと人生が楽しくなるかもしれないし。
加水分解を初めて知るかもしれないしね。

影響なんて、与えようとして与えるものじゃない。

ただ、そこで輝いている太陽が
私たちの生活を支えてくれるように

ただ
目の前のことにあなた自身が一生懸命になること。
少しは外界と関わる形で、一生懸命生きること。

それだけで、あなたと私は
この世界を素晴らしくするための
仲間になれているのだと思うの。

以上

加水分解。

今日も美しく、強く、ご機嫌に！


Art Your Life！
Just go on this way！


ここまで読んでくださって、ありがとうございます！

　　　　
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