言葉で人生を変える2〜トラウマという執着の先にある、克服後の希望の光について

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口から先に生まれたと思いきや、おしり

「言葉で人生を変える」
というコンセプトを立てたのは15歳の時。

外から見たらただのやわやわで痩せ痩せの
スカートの上げ方も知らないダサい女子。
それでも必死に

凍てついた心の中にある氷山の端っこに
「言葉で人生を変える」
という旗をひっしひっしと立てました。

今の私はとにかく

よく話し
よく書き
よく笑う。

おそらく、今の私と触れ合ったことがあって
これを否定する人はいないと思います。

そして、このブログを読んでくれているあなたも

「こいつは、どうでも良いことを
　よくまあこんなつらつらと書けるものだ」

と思ってくれていることでしょう。
はい、勝手に決めましたが、光栄でございます、ありがとう。

普段のしゃべりがほぼ倍速と言われるほどの勢いで話すので
「口から先に生まれるとはこのこと」と思われていると思いますが
実際は逆子なので、おしりから生まれました。

そして、少なくとも過去の私は
全くおしゃべりな人ではありませんでした。

言葉なんて大嫌いだった

そもそもなぜ
「言葉で人生を変える」なんて言い出したのか？

よくあるのはポジティブな意味で
「ポジティブな言葉を使えば人生が変わります」
というやつでしょうね。
ねえなんとまあ、限りなく薄っぺらいのかしらん。（ディスるなw）

私が「言葉で人生を変える」という旗を立てたのは

言葉を使いこなせない奴は、殺される
（訳：人間関係において、コミュ力が低い人は
　社会的に抹殺されるも同然の扱いしかされない）

と思ったからです。
全くポジティブな動機からではありません。

元々言葉にすることなんて、大の苦手でした。

14歳の時とある誤解をされてしまい
その弁明が下手で、その後の対処もあまりにも下手で

気づいたら、自分勝手な策略家である
「めちゃくちゃ嫌なやつ」として認識されていました。

むしろ、皆が思うような
策略家で嫌なやつだったらどれだけ気楽だっただろう。

あの時ほど
自分の言葉と存在の無力さを感じたことはありません。

そこからは絵に描いたような
暗黒な青春まっしぐらでした。

だから誓ったんです。

「言葉を使える人間になろう」
「言語化力とは死活問題だ」と。

トラウマの2段階

実は数ヶ月前、とある霊能力者さんにお願いして
この14歳の時のトラウマを取ってもらいました。

「霊能力者？」と思う方もいらっしゃるかもしれませんし
私は普段こういう話を一切しませんから
それはまた別の機会にお話しするとして

とにかく
トラウマを取ってもらったんですね。

あ、そもそもトラウマとは取るとはなんぞや？
と思う方もいると思いますので書いておくと
最低でも、以下の2段階が必要になります。

１、トラウマに関する出来事について
　心理的納得感がある状態になる
（右脳、左脳、思考、感情、全方面的に
　「あれは、自分の人生において
　愛ある必要な出来事だった」と完全に腑に落ちている）

２、トラウマとしての生態的反応パターンを止める
（トラウマは、今後に備えての反応として
　臨戦体制を作るという防衛の形で「筋肉(脳、神経)」に刻まれます）

で、この1段階目の心理的納得感に関しては
私の場合は、当時から20年以上が経ち

毎年の聖地巡礼と(その出来事があった場所に毎年通っていたんです笑)
どうしたら良かったのかという頭の中の無限の反芻と
運よく当時のネガティブにばっちりと噛み合う形で
目に見える成果があるなど回収できた部分も多数あったため
ほぼ完了していました。

ですから、霊能力者さんには
2段階目の筋肉反応の部分に介入して頂いたんです。

腕が立つ方だったので
本当に綺麗に取ってくださいました。

トラウマと共に消滅した情熱

でもね、いざトラウマがなくなったことでどうなったか？

私は正直、すっかり方向性を見失いました。

だって、この20年間以上、トラウマに対する回収で
ある意味、トラウマを頼りに
人生のかなりの部分を構成してきたから。

・言葉に執着したのは言葉ができなかったから
・ピアノをやり続け音楽大学まで行ったのは
　ピアノが原因でその出来事が起こったから
・英語の大学に進んだのは、当時の担任の先生が英語の先生だったから
・コミュニケーションに執着したのは、かつて大失敗したから…

もちろんこれだけの理由ではありませんが、
こんな調子で、トラウマへの執着なしで大きな決断をしたことはほぼなかったと思います。

確かにトラウマはネガティブなものでしたが
その炎は強烈ですさまじく
その光なしでなんて、もうずっと歩いてなかったので
いきなり灯台の光が消えたみたいな感じでしょうか。

トラウマがなくなった時
「あれ？」となりました。

軽くなった頭で思うわけです。
「自分って、何をしたかったんだっけ？」と。

言葉への興味を失った日々

かつては、書店に行ったら全ての本が楽しかった。
「活字を読んでいる」ということ自体が快感だったのでしょう。
（言語化力UPに命かけてましたからね）

でも、あの言語化力に命をかけている感じがなくなったら
元々は、本なんて全然読んでいなくて
音楽とか絵とかばっかりに浸っていた自分が戻ってきました。

私はもう、言葉に興味がなくなってしまったのか？
言葉なんてどうでも良いのか？

文章を書くのは面倒だし
（元々好きではないし、今でも別に「書くこと」自体は嫌いだと思います）
別に話すことに関して言葉の精度を上げることにも
そこまで興味ないかな…

となってしまったわけですね。

だから年明けから3ヶ月ほど
どことなく浮き足立つ毎日を過ごしていました。

執着よりも前に、あったもの

でも、最近わかったことがあります。それが

「生み出すことが好きだった」
ということです。

言葉に対する異常な執着はおそらく
トラウマによる一過性のものだったのですが

「自分の作品が好き」
という自分の中にずっとあったものが沸々と蘇って来ました。

幼い頃から、いつも作品を作っていました。
絵を描いて、工作をして
詩もよく書いたし、作曲もしていました。

大人になってからも

ある時はピアノでの演奏で
ある時は作詞作曲で
ある時は言葉になり文章で
ある時は、自分の考えをひたすら話すことで

表現をしていた。勝手にしてたから、したいと思ったこともなかったけど。

そんなことを、すっかり忘れていました。

どす黒い執着の先に
いいえ、きっとそれよりもずっと前から
キラキラしたまばゆい一筋の光はあったのでしょう。

トラウマがまぶしすぎて強大すぎて
見えなかったよ、パトラッシュ。

執着ではなく、希望としての言葉

私が今まで言葉に対して持っていた感覚は

ものすごいネガティブなエネルギーを源にした
自分をも燃やし傷つけ続けるほど強い

Desire

でした。
言葉は死活問題として重要(fatal problem)であり

誰かと繋がるためではなく
上下を作り、隔てるための存在だったのだと。

その感覚はなくなったけれど
その感覚がなくなったからこそ

言葉の可能性
音楽、絵、芸術と並ぶ「言葉」という表現方法の持つ可能性
を希望溢れるものとして感じられるのです。つまり

Hope

一つ一つの言葉が誰かに届いたら
きっと現実的に素晴らしい方向に世界が動いていくだろうという

喜びと嬉しさをまとった
細かい光の粒子が
サラサラと流れ込んで来る感覚。

こんなのずっとずっと、忘れていました。

「言葉で人生を変える」というHope

「言葉で人生を変える」

希望に満ちた思いでこの言葉を言おうとしても
そこには隠しきれない悲痛さがあり

ネガティブからのポジティブ転換であり
マイナスからの陽転であり
「変える」には支配的な感覚と
「さんざん傷つけやがって」という恨みが入っていたように思います。

でも、今なら思います。

「言葉で人生を変える」は希望である、と。

「音楽で人生を変える」
も同じように
（武蔵野音楽大学ピアノ科出身で、音楽も愛しています）

外界を
自分というフィルターを通して見たときに見えたものを
再構成（compose）し
言葉やら音楽やらという形にし

それが誰かの琴線に触れて
美しい音を奏でて、この世界を彩り

その
自分以外の人やこの世界全てで作られた外界を
自分というフィルターを通して見たときに見えたものを
再構成（compose）し…

この繰り返しです。
この繰り返しを、この上なく愛しているだけです。

Desireより、Hopeを

あなたは、何に執着していますか？

どんなDesireを持っていて
どんなHopeを持っていますか？

やわらかな光という希望が
自分を包んでくれていることに
まだ気づけていない人がいたとしても

包んでくれていることに間違いはありません。

今、あなたの目に映っている強烈な光は
もしかしたら、過去のトラウマや
あなたの心の傷からできたものかもしれませんし

もしかしたら、誰かがあなた良いように扱うために当てている
スポットライトかもしれません。

強烈な光は、あなたの視界を奪うでしょう。

そして時にそれは
あなたにとんでもない力を発揮させてくれて
あなたに大きな成功をもたらします。

だから、それを否定する気はありません。

何を隠そう
誰よりも、ネガティブなものを利用して成果を上げてきたのは私です。
もちろん、そこから生み出したものによって
たくさんの方に感謝もして頂きました。
ネガティブなエネルギーが悪いなんて思わない。
心から感謝しているし、何の後悔もない。

でも

見えなくても
何も見えなくても

あなたはHopeに包まれているのです。

あなたは希望を知っている。
この世界に、やわらかな希望があることを知っている。

だから安心して。

世界はあなたに優しい。
今日も変わらず、あなたに優しいはずだから。

追伸：2018年にも「言葉で人生を変える」という詩を書いていました。

この頃には、十分にマイナス以上のプラスを得ていましたし、消化できていたんですけどね。
トラウマとなる出来事から15年経っても、まだまだ辛さが滲み出ています。笑
でもね今年、この頃の私も救われたと思うよ。ありがとう世界。

Words Change Your Life.(言葉で人生を変える)

「私を傷つけるようなことは何も起こっていない。」　前を向いたまま軽く目を瞑り何度も心で呟いた。　　朝の光がキラキラする日も傘を傾けて誰かの横を通り過ぎる雨の…

今日も美しく、強く、ご機嫌に！


Art Your Life！
Just go on this way！


ここまで読んでくださって、ありがとうございます！

　　　　
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