詩『ただの遊び』
「頭の中まで人間になって
生まれる方が珍しいんだよ。
周りの皆を見てみな。
あんなことで
あんな楽しそうにハシャいでる。
あれこれ考えないで生きられるなんて
その方が、よほど狂ってるんだ。
でも、もしもお前が
そんな人間とバレたらどうなると思う?
『こいつはおかしいんだ』
って言われて
泣かされるだけだよ。
おかしいのはあっちでも
その中で生きていかなきゃいけない。
強くなるしかないんだよ。」
夢うつつ唐突に
声が聞こえて、目が覚めた。
そうね。
どんなに理不尽だと感じても
どんなにこの世界が合わないと思っても
この世界で生きることを選んだのは
自分だった、かもしれない。
何度も
「もう、この世界から降りようかな」
と思った。
でもその度に、この世は
全然どうでも良いことや
全然知らない人を通して
「と思いきや
この世界はまんざらでもないんだよ」
とお茶目なサインをくれるんだっけ?
この世界で
「生きていこう」と決めたのは
私の方だった。
生かされているんじゃない。
生きてあげてるの。
「もういいよ」なんて言わない。
「まあいいや」と言ってあげる。
この世界はね
いつだって優しい、かもしれない。
どんなにおかしいと感じても
そのおかしさまで含めて
愛しいと思える器を
サッサと育てましょうっていう
ただの遊びなんでしょう。
ねえ
きっとそうでしょう?
創作のウラ側
学校の授業をサボって怒られるからと
言い訳を必死に考えてる時
「悩んでいたからにしよう」と思った瞬間
川辺で遊ぶ人たちを、上階の部屋から眺めながら
急に恩師の声で
この言葉が聞こえてきました。
(実際に、似たようなことを言われたことがありました。
「君は多分、周りに理解してもらえないだろうけど
そういうもんだと思って生きていけば良いよ」って。
その言葉だけで何年間も楽しく生きられたな。)
という夢を見て
ビックリして飛び起きて
なんだか忘れたくなかったので
忘れないように詩にしました。
創作のウラ側2
せっかくなので、もう少し解説を…
今回の詩について、当初は夢の中で
上の言葉部分のみが聞こえたので
その部分しかありませんでした。
でも味気ないので、つらつらと書き綴っていたところ
個人的黄金フレーズがポンと出てきたのです。
生かされているんじゃない。
生きてあげてるの。
よく言いますよね、生かされてるって。
確かに、わかる。
その通りだと思います。
でもさあ、それだけじゃないでしょう?
こっちだって
終わらせるためのスイッチを持ちながら
生きることを選択してきているんです。
だから、「生きてあげてる」って
言ってみたかった。
「もういいよ」なんて言わない。
「まあいいや」と言ってあげる。
今回の肝はこの箇所かと思います。
もういいよ
まあいいや
並べて頂くとわかるのですが
いい以外部分が
マ行、ア行、ヤ行
で対になっているのがわかりますよね?
ふと並べて書いてみて
「これすごい!
この2つの戯れを一緒に楽しんで欲しい」
と詩の公開を決めました。
ただ思ったことを言うのでも良い。
でも、ちょっと不思議なリズムやキーワードを入れると
詩に命が吹き込まれていく気がします。
(自己満かもしれませんが
同じように感じてくれる方がいたらいいな!)
ではまたね!
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| 著者/医療法人Web広報責任者/宅建士 麻生さいかです | |
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